こんにちは。
昨年は、
新型コロナウイルスの影響で中止となった
県総体でしたが、今年は関係各所のご尽力により実現されました。
選手たちには、大会が開催されることへの感謝の気持ちを忘れないよう、だからこそ全力を尽くすように話をしてきました。
また、今年は例年より20日ほど早い
梅雨入りとなり、体調管理にも気を配りつつ練習に励んできました。
3年生にとっては最後の大会。
3年生は後輩たちにどれだけ大きな背中を見せられるか、1・2年生は3年生の背中をどれだけ追いかけられるか・・・。
年代によって様々な特徴がありますが、この大会については毎年目標は同じ。
「チーム一丸」「自分らしく」「感謝」新型コロナウイルスの影響でなかなか遠征や練習試合、さらには練習時間も制限されるなかで、どれだけこの目標に向かっていけたか。
根底にあるこの目標を忘れず、いざ出陣!
団体戦 結果
1回戦 vs 明徳義塾 2−0
2回戦 vs 高知工業 2−0
準決勝 vs 土佐 2−0
決勝 vs 高知中央 1−2先の春季大会の結果から、高知高校は第3シードでの出場でした。
シングルスには2年生と1年生を、ダブルスには信頼できる3年生ペアを主に起用しました。
練習試合ができていなかったからこそ、毎試合ごとにどんどん成長していく姿がとても印象的でした☆
特に準決勝の第2シード土佐高校さんとの試合では、総合力で勝る相手に対してメンタル的に圧倒できたように思います。
特に
小野・掛橋の3年生ペアが躍動し、チームに力を与えてくれました。
結果的にシングルス2本で試合が決まりましたが、後輩シングルス2人の精神的支柱となったのは間違いありません。

決勝戦では、第1シードの中央高校さんと対戦。実力では格上と見ていました。
掛橋と1年生の
西原でダブルスは終始圧倒し、6−1で勝利。ダブルスをまず先取し、シングルスにプレッシャーをかけていく高知高校らしい作戦を展開。
シングルス2の
金子は粘りを見せ善戦したものの1−6で敗戦。すべてはシングルス1のエース対決にかかりました。
相手は春季大会優勝の県内No1選手。関西出身なだけに、高知県の選手にはなかなかない優れた展開力をもった好選手です。
一方、こちらは2年生エースの
市川。左利きからの強烈なサーブとフォアを軸に真っ向から挑んでいきました。
しかし、ポイントとなるゲームを落とし、徐々に劣勢に・・・。2−6で敗戦しました。
今回、優勝を目指し一丸で取り組みましたが、一歩及びませんでした。監督として責任を感じています。
団体メンバーも、そうでないものも、一人ひとりが最後まで諦めることなく、無観客のなかでも必死に応援する姿に胸が熱くなりました。
これだから
「団体戦」はすばらしい! 今年も、改めてそう思わせてくれた選手たちに、感謝です。
実は今回、チームが乗り越えなきゃいけなかったことがありました。
チームのキャプテンであり、ダブルスでも実績を残してきた3年生の
野町が、直前に不慮のケガのため出場できませんでした。
私自身、このような経験は初めてでしたし、何より本人がショックを受けたでしょう。
当然、チーム全体にも影響を及ぼしました。それだけ、彼の存在はチームにとって大きかったのです。
しかし、彼は強かったです!
一番ショックを受けていたはずの本人が、誰よりも前向きに、気丈に振る舞い、チームの不安を和らげてくれたのです。
ネガティブな発言は一切なく、泣き言も言わず、自身が出場絶望的な状況でも、県総体の個人戦に間に合わせたいと言ってくれたのです。
結果的には間に合いませんでしたが、団体戦決勝の前にチーム全体を集合させて
TV電話で激励!
まさにキャプテンの鑑・・・。力が宿った瞬間でした☆
今回の団体戦で学んだことは、まさに
「団結」することの大切さでした。
団結すれば、実力差をはねかえすことができるということです。
団結するためには、自分を犠牲にすることも人のために尽くすことも必要ですし、勝つという責任を背負わなければいけないこともあります。
時にはチームのなかで衝突することもあります。
様々な経験を積み重ねての
「団結力」・・・、それが
「チームの強さ」です。
今回のチームは実に様々な経験をした。つらいこともあった。
そんなチームを、私は誇りに思います☆
最後になりましたが、検温をはじめ選手たちへの日頃からのサポート、心よりの応援をしていただいた皆様、ありがとうございました。
四国総体が6月19日にありますので、また応援のほど、よろしくお願いいたします。
posted by 高知中学高等学校 テニス部(男子) at 12:59|
日記
|

|